埼玉整形外科医会
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ご挨拶


林 承弘 写真会長挨拶               
埼玉県整形外科医会会長  林 承弘 

現代はあらゆる分野に様々な情報の行き交う、高度な情報化社会といえます。医療分野においても新聞・雑誌、TV、ネット等を通じ、必要とする情報を誰でも簡単に入手することができます。とはいえ巷に溢れる雑多な情報の中から、適確な情報を選り分け、獲得するのは至難の技ともいえます。
また医療分野の進歩は日進月歩であり、これまでの常識が1、2年で大きく変わってしまう場合もあります。このような状況下、当埼玉県整形外科医会でもホームページを立ち上げることとなりました。県民の皆様に整形外科についての基本的な知識や情報等を提供し、整形外科への理解を深めて頂くとともに、会員向けに各種研修会案内等も行う予定です。
さて整形外科は骨と関節、靭帯、筋や脊髄・神経など運動器を扱う診療科です。これらの運動器は、身体の健康およびQOLの維持そして健康寿命に大いに関与しています。脳血管や心疾患だけでなく骨折・転倒やリウマチ・関節炎など運動器疾患が「寝たきり」の大きな原因の一つになるからです。心身とも自立した生活期間である健康寿命を伸ばすには、いかにこの「寝たきり」を減らすことができるか否かにかかっています。
また、学童期におけるスポーツ障害の対策や予防についても、われわれ整形外科医は真摯に取組んでいるところです。成長期のスポーツ障害が、その後のスポーツ活動や日常生活動作に重大な影響を及ぼす場合もあり注意が必要だからです。
こうした背景から、日本整形外科学会では「運動器の10年・骨と関節の日」を定めました。骨と関節を中心とする運動器官が、身体の健康およびQOLの維持にいかに大切であるかを認識していただこうと、毎年10月に全国各地で市民公開講座や医療相談等を実施しています。埼玉県でも多くの市民に参加して頂き運動器が人間の一生にとっていかに大切かを訴えております。
ホームページにご案内を掲載しておりますのでご覧の上、是非ご参加下さい。

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